夕方のひととき手を止めて、喪ったものを悼み、
自らの備えを振り返る、追悼の時間を持ちたいと考えております
1月17日とは何の日か、我々は30年前に何を経験したのか
ぜひ子供たちに語り継ぐきっかけとしていただければ幸いです
ご家庭やお勤め先など、それぞれの場所から、
阪神・淡路大震災に心を寄せる灯となりますよう祈念いたします
弊会ではこのたび、2025年1月17日(金)に、阪神・淡路大震災30年追悼事業を実施いたします。
1995年1月17日(火)5時46分、近畿圏・阪神間を、未だかつてない激震が襲いました。
芦屋市では、死者444名、負傷者3,175名の人的被害を生じ、建物は市域の約57%が全・半壊するなど、大きな打撃を受けました。戦後最悪の自然災害は、我々から多くのものを奪っていきましたが、残された市民は社会混乱に陥ることなく、皆で前を向いて、一歩ずつ復興へ取り組んでまいりました。
阪神・淡路大震災の教訓はその後、広く日本全域に活かされています。
私ども芦屋市民まつり協議会は、震災当時、芦屋サマーカーニバルおよび芦屋CUPドラゴンボートレース大会を開催する社会活動団体でした。
被災により生活再建を優先するため、従来通りの開催は困難となります。
それでも、非常の中だからこそ市民の希望は絶やすべきではないと、有志の声が上がりました。
コミュニティスクールや地域の方々に協力を依頼し、市民ボランティアによる新しい組織として芦屋市民まつり協議会は再組成します。
震災から半年、兵庫の復興イベントと共催で、第17回芦屋サマーカーニバルを開催することができました。翌1996年には、第18回芦屋サマーカーニバルにおいては市民からの募金で復興花火の打ち上げを実施。1997年には、第3回芦屋CUPドラゴンボートレース大会も再始動いたしました。
その後NPO法の成立に伴い法人化、30年にわたり、市民ボランティアによって、市域を元気づける・市域を盛り上げるイベントの運営を行っております。
主力事業の芦屋サマーカーニバルは昨年で第46回を迎え、関西屈指のエンターテインメント花火ショーが行われる大会として、広く知られるまでに成長いたしました。
しかしながら、我々が復興を進める間にも、この30年間で日本中を多くの自然災害が襲っています。震度7の巨大地震を振り返っても、新潟、東北、熊本、北海道、そして能登半島が被害を受けました。
30年とは、震災を過去のものとするに十分な年月です。震災後に生まれた子供達が大人になり、家庭や子供を持つほどの期間です。多くの忘れたい記憶が風化されると同時に、防災への危機意識もまた薄れてまいります。
災害を遠い出来事と思って暮らせるのは、非常に幸福なことです。
ですが、多くの犠牲があったこと、つらい経験が今の私達を守っていること、今もまだ苦しんでいる方がいることを、決して忘れてはなりません。
また未来の自分達を活かすためにも、防災意識を育み、もしもの備えを再確認することは極めて大切なことです。
私ども芦屋市民まつり協議会は、この阪神・淡路大震災から30年という大きな節目の年に、改めて経験と教訓を思い返す機会として、この度の追悼事業を実施することといたしました。
市民市域の募金をもとに、私どもにできる取り組みとして、鎮魂のための追悼花火の打ち上げを行います。
夏に行う花火ショーとは異なり、賑やかな祝祭ではありません。イベントや観覧場もございません。それぞれの場所から、阪神・淡路大震災に心を寄せるための灯としていただきますようお願い申し上げます。
芦屋市民まつり協議会は、災害によって亡くなられた人々とその遺族に対して深く哀悼の意を表すと共に、
現在も復興の中にある、被災された全ての人々に心からお見舞い申し上げます。
特定非営利活動法人芦屋市民まつり協議会
ご協賛のお願い
事業実施に際し、皆様からのご協賛を必要としております。ご協賛は1口1万円より、お好きな口数ご参加頂けます。ご協賛頂いた方には、ホームページにてご支援者様として、お名前の掲載をさせていただきます。詳しくは下記PDFをご参照ください。皆様のご支援をお待ちしております。
潮芦屋ビーチ周辺にお住まいの皆様へ
事業に伴い、潮芦屋ビーチの閉鎖と、大きな音・光の発生を予定しておりますこと、お知らせいたします。
詳しい日程・内容等につきましては、以下のPDFをご参照ください。また本PDF紙面はダウンロード・印刷の上、自治会やマンション管理組合での回覧等、情報共有にご利用いただくことが可能です。適宜ご活用ください。
お近くにお住いの方におかれましては、何卒大会主旨に御理解賜りますようお願い申し上げます。
特定非営利活動法人芦屋市民まつり協議会
事務局 平日10:00-16:00
〒659-0051 芦屋市呉川町16-14-11
FAX番号:0797-35-0874
メールアドレス:info@ashiya-hanabi.com